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イギリス英語の発音をマスターするための3つのポイント

こんにちは、yadockです。今回は、イギリス英語の発音についてお話ししたいと思います。

イギリス英語と聞くと、どんなイメージがありますか?エレガントで上品な印象を持つ方も多いのではないでしょうか。実は、イギリス英語はアメリカ英語に比べて、日本人にとって発音しやすい特徴があります。それは、音を文字通りにはっきりと発音するということです。

カタカナ発音に近く、我々日本人にとっても聞き取りやすいですし、発音もしやすいかと思います。しかし、イギリス英語にも様々な方言やアクセントがあり、一概には言えません。そこで、今回はイギリス英語の発音の中でも、最も一般的であり、BBCのアナウンサーやイギリス王室が使う英語としても知られる「Received Pronunciation」(以下、RP)を基準として、その特徴とコツを3つご紹介します。

1. 「T」の発音をしっかりする
イギリス英語で一番特徴的な音が「T」です。「T」の音は、アメリカ英語だと「D」や「R」のような音になることが多いですが、イギリス英語ではしっかり「T」として発音される点が大きな違いです。

例えば、「Water」は「ウォーラー」ではなく「ウォーター」と「T」の音をしっかりと発音します。また、「Better」は「ベダー」ではなく「ベター」と言います。

このように、「T」をしっかり発音することで、イギリス英語らしい印象を与えることができます。しかし、「T」を強く発音するだけでは不十分です。実は、「T」の発音にはコツがあります。

それは、「舌を上顎の前の方(前歯の裏側)に軽く当てる」ということです。このようにすることで、「T」の破裂音をきれいに出すことができます。舌を上顎から離す時に唾が散るくらい強くはじくようにしましょう。

2. 「A」の発音を短くする
次に、「A」の発音です。「A」の発音は、カタカナの「ア」の発音です。アメリカ英語では「ア」と「エ」の間という微妙な発音になることが多いですが、イギリス英語では単純な1音で「ア」と聞こえるようにします。

例えば、「Apple」は「アップル」ですし「Tomato」は「トメィトー」ではなく「トマート」です。アメリカ英語との違いがはっきりしているのが「A」の発音かと思います。

また、「Can’t」は「キャント」ではなく「カーント」となるのも、イギリス英語の代表的な特徴です。このように、「A」の発音は短くすることで、イギリス英語らしい音になります。

3. 「O」の発音を日本語の「お」に近づける
最後に、「O」の発音です。「O」に関しても基本的にカタカナの「オ」の発音です。「Body」はアメリカ英語では「バディー」に近い発音になりますが、イギリス英語では「ボディー」と発音します。

また、「Stop」「Hot」なども文字通りに「オ」の発音です。ただし、「O」の発音には3つのパターンがあります。それぞれ以下のようになります。

「 [ɔː]」はopen-oと呼ばれ、口を大きく開けて出す音です。例えば、「Call」「Water」「Important」という単語が該当します。
「 [əʊ]」は「オゥ」に近い音で、母音が二つ続くように聞こえるため、長く感じます。例えば、「Go」「Know」「So」という単語が該当します。
「 [ʃɔː]」はもともと「 [ʃʊə]」の発音だったものの、「/ʊə/」の部分が「/ɔ:/」となり、最終的に「 [ʃɔ:]」に変化したものと考えられています。例えば、「Sure」という単語が該当します。
このように、「O」の発音は日本語の「お」と似ていますが、場合によっては少し変化することを覚えておきましょう。

以上がイギリス英語の発音をマスターするための3つのポイントでした。いかがでしたか?イギリス英語の発音は、日本人にとっても親しみやすい特徴があります。しかし、それだけではなく、しっかりとしたコツやルールを理解することで、さらに正確で美しい発音を身につけることができます。

イギリス英語の発音を参考にするなら、BBCNetflixなどでイギリス製作のドラマや映画を観ることをおすすめします。特にBBCではRPを話すアナウンサーやキャスターが多く、イギリス英語の発音を学ぶ上で最適です。

それでは今回はこの辺で失礼します。次回もお楽しみに!