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日本語と英語の発音の違いを知って、英語の発音を上達させよう!

日本語と英語の発音システムの違い
日本語と英語は、発音システムが大きく異なります。発音システムとは、言語がどのように音を組み合わせて単語や文を作るかという仕組みです。発音システムには、以下の要素が含まれます。

音素(phoneme): 言語で意味を区別する最小単位の音。例えば、英語では /b/ と /p/ は音素であり、bit と pit は意味が異なります。
音節(syllable): 母音(vowel)を中心にした一つの響き。例えば、英語では cat は一つの音節であり、happy は二つの音節です。
アクセント(accent): 音節にかかる強弱や高低の変化。例えば、英語では banana は第二音節にアクセントがあります。
イントネーション(intonation): 文全体にかかる高低や抑揚の変化。例えば、英語では疑問文は文末で声が上がります。
日本語と英語の発音システムは、これらの要素において次のような違いがあります。

音素: 日本語には約20個、英語には約40個の音素があります。日本語にはない音素が多く、特に子音(consonant)に難しいものがあります。例えば、/r/ と /l/ や /θ/ と /ð/ などです。
音節: 日本語では基本的に母音と子音が交互に並ぶ単純な構造であり、子音同士が連続することはほとんどありません。一方、英語では子音同士が連続することが多く、複雑な構造を持つことがあります。例えば、strengths は三つの子音が連続しています。
アクセント: 日本語では高低アクセントと呼ばれるものであり、単語ごとに決まったパターンがあります。例えば、「橋」は高低アクセントが「橋」、「箸」は「箸」となります。一方、英語では強勢アクセントと呼ばれるものであり、単語内や文内で強弱が変化します。例えば、banana は第二音節が強くなります。
イントネーション: 日本語ではイントネーションはあまり重要ではなく、文末の高低で文の種類を表します。例えば、「橋はどこですか?」は文末が上がります。一方、英語ではイントネーションはとても重要であり、文の意味や感情を表します。例えば、「You are kidding.」は文末が下がると断言の意味になりますが、上がると疑問の意味になります。
以上のように、日本語と英語の発音システムは大きく異なります。この違いを理解することは、英語の発音を学ぶ上でとても重要です。

日本語話者が英語の発音でよくする間違いとその対策
日本語話者が英語の発音でよくする間違いは、主に以下の三つに分けられます。

音素の聞き取りや発音の困難さ
音節の区切りやリズムの乱れ
アクセントやイントネーションの不自然さ
それぞれについて、具体的な例と対策を紹介します。

音素の聞き取りや発音の困難さ
日本語話者が英語の音素で苦手なものは、日本語にないものや似ているものです。例えば、以下のようなものがあります。

/r/ と /l/ の区別: 日本語には /r/ と /l/ の区別がなく、どちらも「ら行」に近い音で発音されます。しかし、英語では /r/ と /l/ は全く異なる音素であり、意味を変えることがあります。例えば、right と light や rice と lice などです。
/θ/ と /ð/ の発音: 日本語には /θ/ と /ð/ の音素がなく、どちらも「さ行」や「ざ行」に近い音で発音されます。しかし、英語では /θ/ と /ð/ は舌を歯に当てて摩擦させる音であり、他の音素と区別されます。例えば、think と sink や this と kiss などです。
子音連続の発音: 日本語では子音連続はほとんどありませんが、英語ではよくあります。日本語話者は子音連続を発音する際に、「促音」や「撥音」を挿入してしまうことがあります。例えば、school を「スクール」と発音したり、bread を「ブレッド」と発音したりします。
これらの間違いを防ぐためには、以下のような対策が有効です。

聴き取り練習: 英語の音素を正しく聴き取ることができるようになるためには、多くの英語を聴くことが必要です。特に、日本語話者が苦手な音素に注目して聴き取り練習をすることです。例えば、/r/ と /l/ の区別ができるようになるためには、right と light や rice と lice などのペアを聞き比べて、違いを感じることが大切です。また、/θ/ と /ð/ の発音ができるようになるためには、舌の位置や動きに注意して、think と this などの単語を繰り返し発音することが効果的です。さらに、子音連続の発音ができるようになるためには、school や bread などの単語をゆっくり発音して、子音のつなぎ方を意識することが必要です。

発音練習: 英語の音素を正しく発音することができるようになるためには、多くの英語を話すことが必要です。特に、日本語話者が苦手な音素に挑戦して発音練習をすることが重要です。例えば、以下のような方法があります。
ミラーリング: 英語のオーディオやビデオを聴いて、話者の声や口の動きを真似して発音することです。これは、英語の音やリズムを身につけるのに役立ちます。
ミニマルペア: 音素の違いで意味が変わる単語のペアを使って発音練習をすることです。これは、音素の区別や発音の正確さを高めるのに役立ちます。
シャドーイング: 英語のオーディオやビデオを聴いて、話者と同時に発音することです。これは、英語の流暢さや自然さを高めるのに役立ちます。
音節の区切りやリズムの乱れ
日本語話者が英語の音節で苦手なものは、英語のリズムやストレスです。例えば、以下のようなものがあります。

音節数の把握: 日本語ではほとんどすべての単語が平仮名や片仮名で書かれており、一文字一音節であることが多いです。しかし、英語では一つの文字が一つ以上の音節になったり、一つ以上の文字が一つの音節になったりします。例えば、water は二つの文字で二つの音節ですが、beautiful は九つの文字で三つの音節です。
ストレスパターンの理解: 英語では単語や文にストレスがかかりますが、日本語ではあまりかかりません。ストレスは強さや長さや高さや明瞭さで表されます。ストレスは単語や文の意味やニュアンスを変えることがあります。例えば、record は名詞では第一音節にストレスがありますが、動詞では第二音節にストレスがあります。
リズム感覚の欠如: 英語ではストレスタイムと呼ばれるリズムがあります。これは、ストレスのかかった音節だけが規則的に間隔をあけて発音されるというものです。ストレスのかからない音節は早くかつ小さく発音されます。日本語ではこのようなリズムはありません。
これらの間違いを防ぐためには、以下のような対策が有効です。

音節数のカウント: 英語の単語の音節数を正しく把握することができるようになるためには、単語のスペリングと発音を比較することが必要です。例えば、water は /wɔːtər/ と発音されますが、beautiful は /bjuːtɪfəl/ と発音されます。また、単語を発音しながら手首や指で音節数を数えることも役立ちます。
ストレスパターンの覚え: 英語の単語や文のストレスパターンを正しく理解することができるようになるためには、単語や文の意味や品詞や構造に注意することが必要です。例えば、record は名詞では「記録」という意味であり、動詞では「録音する」という意味です。また、単語や文を発音しながらストレスのかかった音節を強く発音することも役立ちます。
リズム感覚の養成: 英語のリズム感覚を身につけることができるようになるためには、英語のオーディオやビデオを聴いて、ストレスのかかった音節やストレスのかからない音節を区別することが必要です。例えば、I like apples. では I と like と apples の第一音節にストレスがあります。また、英語のオーディオやビデオを聴いて、ストレスのかかった音節だけを真似して発音することも役立ちます。
アクセントやイントネーションの不自然さ
日本語話者が英語のアクセントやイントネーションで苦手なものは、英語の高低や抑揚です。例えば、以下のようなものがあります。

単語アクセントの無視: 英語では単語にアクセントがかかりますが、日本語ではあまりかかりません。アクセントは単語の意味や品詞を変えることがあります。例えば、object は名詞では第一音節にアクセントがありますが、動詞では第二音節にアクセントがあります。
文アクセントの乱用: 英語では文にアクセントがかかりますが、日本語ではあまりかかりません。アクセントは文の重要な部分や新しい情報を強調します。例えば、She likes apples. では likes にアクセントがありますが、She likes bananas too. では bananas にアクセントがあります。
イントネーションの不適切さ: 英語ではイントネーションが文全体にかかりますが、日本語ではあまりかかりません。イントネーションは文の種類や感情や態度を表します。例えば、You are kidding. は文末が下がると断言の意味になりますが、上がると疑問の意味になります。間違いを防ぐためには、以下のような対策が有効です。

単語アクセントの確認: 英語の単語のアクセントを正しく把握することができるようになるためには、単語の発音記号や辞書を参照することが必要です。例えば、object は /ˈɒbdʒɪkt/ と発音されますが、/əbˈdʒekt/ と発音されます。また、単語を発音しながらアクセントのかかった音節を高く発音することも役立ちます。
文アクセントの練習: 英語の文のアクセントを正しく理解することができるようになるためには、文の意味や構造に注意することが必要です。例えば、She likes apples. では likes が重要な動作であり、She likes bananas too. では bananas が新しい情報です。また、文を発音しながらアクセントのかかった単語を強く発音することも役立ちます。
イントネーションの模倣: 英語のイントネーションを身につけることができるようになるためには、英語のオーディオやビデオを聴いて、文末や文中の高低や抑揚を観察することが必要です。例えば、You are kidding. では文末が下がると断言の意味になりますが、上がると疑問の意味になります。また、英語のオーディオやビデオを聴いて、話者のイントネーションを真似して発音することも役立ちます。
以上が、日本語の発音の特徴と英語の発音の特徴に関するブログ記事です。この記事が英語学習にお役に立てば幸いです。もし、この記事に関するご質問やご意見がありましたら、コメント欄にお寄せください。また、このブログでは他にも英語学習に関する様々なトピックを取り上げていますので、ぜひチェックしてみてください。それでは、次回もお楽しみに!