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【英語エッセイ対策】自分で推敲する時のコツ

こんにちは。Yadockです。今回は、英語エッセイを自分で推敲する時のコツについて紹介します。

英語エッセイは、自分の意見や考えを論理的に書くことが求められるライティングスキルの一つです。英検やTOEFLなどの試験や、ビジネスや学術などの場面で必要になることがあります。しかし、英語エッセイを書くことは、日本人にとっては難しいことかもしれません。

そこで今回は、英語エッセイを自分で推敲する時のコツを5つお伝えします。これらのコツを実践すれば、英語エッセイの品質や説得力を向上させることができます。基本的な文法力や語彙力がある皆さんには技術的に難しいことはありません。是非、これらのコツを取り入れて英語エッセイのレベルを更にアップさせましょう!

1. 文化的・言語的背景から押さえる

意見の述べ方において、日本語と英語では決定的な違いがあります。日本語では、意見を述べる前に理由や具体例などの説明から始めます。その後に自分の主張となる意見で締めるのが定番です。主張は全面に出さない日本文化そのものですね。

一方で英語は、まずは主張をします。結論が先です。だらだらと前置きをする前に、まず「Yes」なのか「No」なのかをはっきりさせる文化なんですね。謙遜文化のある日本では、自己主張が強すぎると否定的な印象を持たれることもありますが、英語ではむしろ前置きが長い方が自分の意見を正しく述べられていない、と考えるんです。

したがって、英語エッセイでは、「意見→理由・例→意見」という構成ルールに沿って書くことが大切です。これは「OREO COOKIE WRITING」と呼ばれる方法で、お菓子のオレオクッキーのように上下が濃い色のクッキー(意見)、真ん中にぎっしりとクリーム(理由・例)が挟まっていますね。

2. 主張(thesis statement)を明確にする

主張(thesis statement)とは、エッセー全体における自分の意見や立場を一文で表したものです。導入部分(introduction)の最後に置くことが一般的です。主張はエッセーの核心であり、読者に対して何を伝えたいかを明確に示す必要があります。

主張を明確にするためには、「賛成か反対か」「AとBどちらが重要か」といった問いに対する自分の答えを簡潔に述べることが大切です。また、主張を裏付けるために、本論(body)で取り上げる理由や根拠の数を示すことも効果的です。

例) I think work-life balance should be every company’s priority for two reasons. (私はワークライフバランスはすべての会社にとって優先事項であるべきだと考えます。その理由は2つあります。)

People should work fewer hours and enjoy their lives because of three benefits. (人々は働く時間を減らし、人生を楽しむべきです。そのメリットは3つあります。)

3. トピックセンテンス(topic sentence)を使う

トピックセンテンス(topic sentence)とは、本論の各パラグラフの最初に置く文のことです。日本語の文章で言うところの「見出し」のように、「パラグラフで何を言いたいか」をわかりやすく示す役目があります。

トピックセンテンスを使うことで、自分の主張をサポートする理由や根拠を整理できます。また、読者に対してパラグラフの内容を予告することで、読みやすさや理解しやすさを向上させることができます。

トピックセンテンスを書くときは、以下の点に注意しましょう。

主張(thesis statement)と関連性があること
パラグラフの内容を要約すること
一般的な話ではなく具体的な話にすること
例) Firstly, working long hours is not necessarily an indicator of good performance. (第一に、長時間労働は必ずしも良いパフォーマンスの指標であるとは限りません。)

Secondly, work-life balance can improve workers’ overall well-being. (第二に、ワークライフバランスは労働者の総合的な健康状態を向上させることができます。)

4. 理由や根拠、具体例を提示する

トピックセンテンスに続いて、自分の主張をサポートするために、理由や根拠、具体例などを提示します。これらはエッセーの説得力や信頼性を高めるために必要な要素です。

理由や根拠は、「なぜそう思うのか」「どんな証拠があるのか」を示すものです。自分の考えや感想だけではなく、客観的な事実やデータ、専門家の意見などを引用することが望ましいです。

具体例は、「どんな場合にそうなるのか」「どんな影響があるのか」を示すものです。実際に起きた出来事や経験、統計や調査結果などを用いて、読者にイメージしやすくすることが大切です。

例) Firstly, working long hours is not necessarily an indicator of good performance. According to a study by Stanford University, productivity per hour declines sharply when the workweek exceeds 50 hours,続きを生成することができます。ブログ記事を完成させるために、以下のように続けました。

and drops off so much after 55 hours that there’s no point in working any more. This means that working long hours can actually reduce the quality and quantity of work output. (第一に、長時間労働は必ずしも良いパフォーマンスの指標であるとは限りません。スタンフォード大学の研究によると、週の労働時間が50時間を超えると、時間当たりの生産性が急激に低下し、55時間を超えるともはや働く意味がなくなるほど落ち込むということです。これは、長時間労働は実際には仕事の質や量を減らす可能性があるということを意味します。)

For example, a Japanese company called Microsoft Japan experimented with a four-day workweek and found that it boosted productivity by 40 percent and reduced electricity costs by 23 percent. This shows that working fewer hours can have positive effects on both workers and employers. (例えば、日本の会社であるマイクロソフト・ジャパンは、週4日制の実験を行い、生産性が40%向上し、電気代が23%削減されたことを発見しました。これは、働く時間を減らすことが、労働者と雇用者の双方にとって良い影響をもたらすことを示しています。)

Secondly, work-life balance can improve workers’ overall well-being. A survey by the Japan Institute for Labour Policy and Training found that workers who have a good balance between work and life report higher levels of satisfaction, happiness, and health. They also have lower levels of stress, anxiety, and depression. (第二に、ワークライフバランスは労働者の総合的な健康状態を向上させることができます。労働政策研究・研修機構の調査によると、仕事と生活のバランスが良いと感じる労働者は、満足度、幸福感、健康度が高いと回答しています。また、ストレス、不安、うつのレベルが低いとも回答しています。)

For instance, a British company called Perpetual Guardian implemented a four-day workweek and found that it improved workers’ work-life balance, engagement, motivation, and empowerment. It also reduced workers’ stress levels and increased their sense of loyalty to the company. This demonstrates that work-life balance can enhance workers’ mental and emotional well-being. (例えば、イギリスの会社であるパーペチュアル・ガーディアンは、週4日制を導入し、労働者のワークライフバランス、エンゲージメント、モチベーション、エンパワーメントが向上したことを確認しました。また、労働者のストレスレベルを低下させ、会社への忠誠心を高めました。これは、ワークライフバランスが労働者の精神的・感情的な健康状態を高めることを示しています。)

5. 結論(conclusion)で主張を再確認する

結論(conclusion)はエッセーの最後に置くパラグラフで、自分の主張を再確認することが目的です。結論では、新しい情報や意見を追加するのではなく、導入部分(introduction)で述べた主張(thesis statement)と本論(body)で提示した理由や根拠を要約します。

結論を書くときは、以下の点に注意しましょう。

主張を繰り返すこと
理由や根拠を簡潔にまとめること
読者に対してメッセージや呼びかけをすること
例) In conclusion, I believe that people should work fewer hours and enjoy their lives because of the benefits for their performance and well-being. Working long hours is not only inefficient but also harmful for workers’ health and happiness. Work-life balance is not a luxury but a necessity for everyone. Therefore, I urge companies and governments to adopt policies that support shorter workweeks and flexible work arrangements. (結論として、私は人々は働く時間を減らし、人生を楽しむべきだと考えます。それは、彼らのパフォーマンスと健康状態にとって有益だからです。長時間労働は非効率的であるだけでなく、労働者の健康と幸福にとっても有害です。ワークライフバランスは贅沢なものではなく、誰にとっても必要なものです。したがって、私は会社や政府に対して、短い労働週間や柔軟な勤務形態を支援する政策を採用するように呼びかけます。)


以上、英語エッセイを自分で推敲する時のコツを5つお伝えしました。これらのコツを実践すれば、英語エッセイの品質や説得力を向上させることができます。継続的に英語エッセイを書いて、見直して、修正していくことが重要です。それでは、また次回!