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【TOEFL iBT】試験の出題形式と高得点を取るためのコツ

こんにちは。Yadockです。今回は、海外留学や就職に役立つ英語検定テストのひとつ、TOEFL iBTについてご紹介します。TOEFL iBTは、アカデミックな英語力を測るテストで、世界中の多くの教育機関で受け入れられています。しかし、その反面、難易度も高く、4つのセクションで英語の4技能を試されます。TOEFL iBTの出題形式と高得点を取るためのコツをお伝えします。

TOEFL iBTとは

TOEFL iBTとは、Test of English as a Foreign Language Internet-based Testの略で、インターネットで行われる英語検定テストです。英語を外国語として学ぶ人を対象としており、大学や大学院などの教室で必要なアカデミックな英語スキルを測定します。160カ国、1万1,500を超える教育機関で受け入れられており、世界中で3,500万人を超える人達が、英語能力の証明を目的に受験しています。

TOEFL iBTの出題形式

TOEFL iBTは、「リーディング」「リスニング」「スピーキング」「ライティング」の4つのセクションで構成されています。各セクションで30点満点を得られるため、合計スコアは120点満点です。各セクションでどのような問題が出題されるか、以下に詳しく見ていきましょう。

リーディング

リーディングセクションでは、文章を読み、質問に答える問題が出題されます。文章は700語程度で、大学レベルの教科書の抜粋となっています。分野は幅広く、自然科学や社会科学などが含まれます。文章は3〜4題出題され、一つの文章につき10個の質問に答えます。制限時間は54〜72分です。

質問は7種類あり、「Gist-Content」「Detail」「Function」「Attitude」「Organization」「Connecting Content」「Inference」となっています。それぞれ以下のような内容です。


Gist-Content:音声の要点についての問題
Detail:音声の細部についての問題
Function:ある表現の役割についての問題
Attitude:ある人の立場についての問題
Organization:どのように講義を構成しているかについての問題
Connecting Content:音声の内容に沿って内容をマッチさせる問題
Inference:暗示された内容についての問題


リーディングセクションで高得点を取るためのコツは、以下のとおりです。

文章の構造や論点を把握する
語彙力や文法力を高める
スキミングやスキャニングなどの読解技術を身につける
公式問題集や過去問を反復する

リスニング

リスニングセクションでは、大学のキャンパス内での会話や講義の理解力を測定します。音声は3〜5分程度の講義型の問題が3〜4題、3分程度の会話型の問題が2〜3題出題されます。音声は一度しか聞けませんが、メモを取ることができます。制限時間は41〜57分です。

質問はリーディングセクションと同じ7種類あり、「Gist-Content」「Detail」「Function」「Attitude」「Organization」「Connecting Content」「Inference」となっています。それぞれ以下のような内容です。


Gist-Content:音声の要点についての問題
Detail:音声の細部についての問題
Function:ある表現の役割についての問題
Attitude:ある人の立場についての問題
Organization:どのように講義を構成しているかについての問題
Connecting Content:音声の内容に沿って内容をマッチさせる問題
Inference:暗示された内容についての問題

リスニングセクションで高得点を取るためのコツは、以下のとおりです。


発音やアクセントに慣れる
講義や会話の構造や論点を把握する
効果的なメモの取り方を習得する
公式問題集や過去問を反復する

スピーキング

スピーキングセクションでは、アカデミックな環境で効果的に英語を話す能力を測定します。配布されるマイクに向かって話すという形式で解答します。身近な話題について意見を述べる”Independent task”が1課題、読んだり聞いたりした内容を話す”Integrated task”が3課題、計4課題が出題されます。制限時間は17分です。

それぞれ以下のような内容です。


Independent task:お題について自分の考えや意見を発言する(準備時間15秒、回答時間45秒)
Integrated task:英文を読み、講義を聞き、それに対する回答を書く(準備時間30秒、回答時間60秒)

スピーキングセクションで高得点を取るためのコツは、以下のとおりです。

発音やイントネーションに気を付ける
論理的で明瞭な回答をする
メモやテンプレートを活用する
公式問題集や過去問を反復する

ライティング

ライティングセクションでは、アカデミックな環境におけるライティング能力を測定します。「自分の考えを、明瞭にきちんと整理された形で提供できる力」が求められます。「Integrated Writing task」と「Independent Writing Task」がそれぞれ1課題、計2課題が出題されます。


Integrated Writing task(20分):短い説明文を読み、短い講義に耳を傾け、読み聞かせした内容に答えて書きます。
Independent Writing Task(30分):個人的な経験や意見に基づいて、ライティングのトピックに対応するエッセイを書きます。


このセクションでは、コンピュータのキーボードに回答を入力します(またはTOEFL iBT Paper Editionの場合は手書きします)。試験時間は50分間で、ライティングタスクはAIスコアリングと認定された人間評価者の組み合わせによって採点されます。

ライティングセクションで高得点を取るためのコツは、以下のとおりです。

読む・聞く・書くのスキルをバランスよく鍛える
ライティングのトピックに関する深い知識は必要ないが、自分の意見を明確に伝えるための語彙や表現を増やす
ドラフトを作成し、時間内に内容・構成・文法・スペルなどのチェックと修正ができるようにする
公式ガイドや過去問などでサンプルライティングトピックに挑戦し、自己採点やフィードバックを得る


TOEFL iBTは、英語で思考し、論理的に理解し表現する能力が求められる試験です。しかし、難しく考えすぎる必要はありません。自分のレベルに合わせて効率的に勉強し、自信を持って挑戦しましょう。それではまた次回!